農業分野におけるファインバブル活用は他分野より進んでいます。既に、野菜、果物(いちご)、花き(バラ等)、水稲などに対して UFB もしくは酸素 UFBと養液等を組み合わせて供給し、農作物の成長促進に繋がった多くの事例があります。
通常の水で育てたものと実績比較をすると、養液土耕方式によるいちご高設栽培(酸素 UFB水供給)で総収穫量が 24%増加・糖度 0.9度増加、ミニトマト(4 種)の水耕栽培(UFB 水供給)で収穫量約20% 増加・糖度約2度増加、植物工場におけるレタス水耕栽培(酸素 UFB 水供給)で重量が約 2.5 倍に向上(播種後 50 日)といった結果が報告されています。
その他にも、UFB活用に伴う追加的な効果として、根部の成長促進、根腐れが発生しない、バクテリア繁殖抑制効果なども報告されており、植物工場やハウス等で環境制御を行っている場合や高付加価値な商品作物の生産には特に大きなメリットが期待できます。
出典:経済産業省 九州経済産業局 『ファインバブル活用事例集』 2018